「青少年有害社会環境対策基本法案」についての私的意見。

全体編

 

基本編はこちら

 

ここからは、独断と偏見による、私見です。

 

まず言いたいこと。

     曖昧な表現が多すぎること。

     対象が18未満の人だけではないこと。

     具体的基準がないこと。

     国家が介入しすぎてること。

     情報公開が十分にされてないこと。

 

ほんとは、もっとありますが、まずはこれだけ。

曖昧な表現というのは、「悪影響を及ぼすおそれ」ってヤツです。

これは、すこしでも性、暴力、差別のシーンがあれば、

それをネタに、摘発できるってことだと私は思います。

実際の例えを上げるならば、

映画「失楽園」、「バトルロワイヤル」なんかは、

最初から賛否両論あったものでした。

こういうものに関しては、

広く、表立って議論されてるので、いいでしょう。

ところが、暴力というのを例に上げた場合、

常時公開されている映画の半数以上にはその量の違いこそあれ、

暴力シーンは必ず含まれているのです。

戦争映画なんて、もってのほかになりますね。

「暴力を進めているのではなく、それに抵抗する様を描いているからいい」

という人がいるでしょうか?

それをいうなら、どんなゲーム、アニメだって、

ほとんどのものはそうです。

悪を倒すために悪と戦い、悪に暴力を奮ってるわけです。

性描写もそうですね。

性行為を進めているわけではなく、話の流れとして出てくるもの。

それを、人間の快楽(よい意味で、です。三大欲望のひとつですから。)

として、描くもの。

そして、無理矢理のように、男性側の欲望で描いているもの。

この中で、もし、犯罪に関係があるというのなら、それは三番目のものでしょう。

ただ、それも、自分の中の欲望を満足させるために見る人と、

それを実際行おうと犯罪に走る人には、決定的な差があるのです。

なにか問題が起こると、すぐ人はその原因を知りたがります。

でも、犯罪って言うのは、そんなに単純なものなんでしょうか?

その人の性格、家庭環境、社会環境、全てが複雑に絡み合っているものじゃないんですか?

逆を言えば、そういう周りのものから、いい影響を受ける人だっているんです。

例えば、戦争映画。

それを見て、ああいう風に人を殺してみたいと思う人がいる一方で、

こういうのは絶対嫌だから、平和を守ろうと思う人もいる。

それが個人ってものでしょう。

子供に悪影響を与えるかもしれないものを排除するっていうのは、

包丁が危険だからなくしてしまえっていうのと同じ事です。

それでは、子供はいつまでたっても、包丁の危険性も、機能性も気付かぬままです。

一人で使わせるのは確かに危険かもしれない。

でも、親が一緒に使って、悪いところといいところを説明してあげなければ、

誰が教えてくれるでしょう?

この世界を今、綺麗なもの、安全なものだけで満たそうなんて、

とても無理な話です。

この世界は、綺麗なもの、汚いもの、安全なもの、危険なものが、

混在して存在しているんです。

それを教えないで、健全な青少年が育つでしょうか?

親は、その権限で、子供に何かを見せないでいることが可能なはずです。

そんなこともできないほど、親の権力は弱いんですか?

私は、子供の頃、映画の中に暴力シーンが出てきたときは、

いつも母に、「これはいけないことなのよ。」と教えられました。

そういうものじゃないんですか?

子供を守るという名目で、

子供じゃない、ちゃんと仮想と現実をわきまえて楽しんでいる大人からも、

すべてを奪う気ですか?

「表現の自由には気をつける」などと言ってはいても、

実際、この法案が通ったら、自由などなくなるも同然です。

本当に子供を守りたいと思うのなら、

もっと、具体的なものを決めるべきじゃないでしょうか?

それに違反した会社、個人(サイトなどはそうですね)などには、

強制するわけじゃなくて自主規制を薦める、

みたいなことを言ってますが、

普通の人は、政治権力からそんなことされたら、

圧力を感じるはずです。

「そんなつもりない」

と、どれだけ言おうと、半強制で、

閉鎖したり、出版差し止めしたり、回収したりするしかなくなるでしょう。

こういうのが、怖いんです。

マンガやら、同人やらには過剰に反応するくせに、

世界で有名な映画や、本などは目をつむるっていうんですか?

オカルトが残虐だっていうわりには、

DLのホーンテッド・マンションなんかは楽しむんですよね?

反対なら一切関わるな!

自分の価値観で規準を決めるな!

個人で決める分には大丈夫なのに、

個人が政治権力を持ったりするから始末が悪いんだよ!

ほんとうに呆れ果てる法案です。

これに賛成する親っていうのもちょっとどうかと思います。

自分の、親のするべきことがわかってないんじゃないんですか?

法律にまかせっきりにすれば安心とでも思っているんでしょうか。

何故ダメかと聞かれたら、「法律違反だから」って?

そういうふうに育てらたのが、健全な青少年なんですか?

もし、この法案がそのまま通り、機能し始めたら、

本は半数が消え、

テレビ番組も大部分が消え、

ゲームもほとんどが発売禁止になり、

同人活動なんかは停止に追いやられるでしょう。

本当にそんなことになっていいんですか?

戦時中の言論統制と同じようなことになるんですよ?

ここまで読んでくださった方があったら、本当に、真剣に考えてください。

もう時間がありません。

このままだと、本当に笑い事じゃない事態に陥りますよ。

以下に、参考リンクを張ります。

こんな私見より、ずっと参考になるであろうサイトさんたちです。

是非、一読してくださいね。

 

水弥月 結

 

 

参考リンク↓

ROSF

情報はここで。新しい情報が入ります。

ぼくらの世界を守って

署名はここで。3月末までなので、急いで!

ジポネット

児ポ禁法についてはここで。

危険性をわかってください!所持だけで罰金です。

普通の少女マンガも大多数があてはまるんです!

言論弾圧法反対

苦情・意見送信先リストがあります。

国会議員や、マスコミ各社など。

「有害」規制監視隊

情報量が凄いです。この法案意外にもためになるサイト。

青環対法(案)反対

参考資料など、リンクが充実。

今、そこまで来ている危機―“誰か”がサブカルチャーを殺す?

ごめんなさい。記述なかったんで、無断リンク。

「児童ポルノ法」についても記述あり。

これも、色々問題ある法律なんです。いつか書こう。

 

 

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